世界大百科事典(旧版)内のchapiteauhistoriéの言及
【柱頭】より
…これらの柱頭は西方のイスラム建築に受け継がれて変種を生むが,大きな発展はない。西欧のロマネスクでは上部を立方体,下部を球形とする鈍重なブロックblock柱頭(クッションcushion柱頭),これを発展させたスカロップトscalloped柱頭や水草を彫ったものなどのほか,フランスでは聖書中の人物などを彫った寓意柱頭chapiteau historiéが作られ,ゴシックでは単純なクロケットcrocket柱頭が広く用いられた。近世以降はギリシア・ローマの柱頭を復活させ,20世紀初期までこれを盛んに使用した。…
※「chapiteauhistorié」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」