世界大百科事典(旧版)内のChapple,E.D.の言及
【通過儀礼】より
…そしてこれら四つの時期は,それぞれの社会の伝統的な通過儀礼によって,象徴的に区切られていることが多い。 アメリカの人類学者チャプルE.D.ChappleとクーンC.S.Coonは,各文化に見られる種々の年中行事を,季節の推移が社会生活にもたらす危機を克服しようとするものだとして,これを強化儀礼と呼び,人生儀礼の中にも同様の契機を見て,この視点から通過儀礼の性格を解明しようとした。またグラックマンM.Gluckmanは通過儀礼を個人の身分が変化するにあたって,その社会関係が不安定化するのを避けようとする機能をもつものと考えた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」