世界大百科事典(旧版)内のchemicalembryologyの言及
【発生学】より
…さらに基本的に重要なのは,発生における形の変化といえども,その原因は物質の変化に求めねばならない,という考えが1930年代から台頭してきたことである。この立場による研究は,それ以前の形態学の方法のみによる発生学とは異なるものであることを自己主張するため,化学的発生学chemical embryology(あるいは生化学的発生学)と呼ばれた。この新しい学流の先駆者の一人はJ.ニーダムであるが,彼は後年大転向して中国の科学史の研究の権威者として有名になった。…
※「chemicalembryology」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」