世界大百科事典(旧版)内のCherepnin,N.N.の言及
【チェレプニン】より
…ロシア・ソ連邦の作曲家。父ニコライNikolai Nikolaevich C.(1873‐1945)も国民楽派的作風で知られた作曲家で,ペテルブルグ音楽院教授を務めた。アレクサンドルはペテルブルグで音楽を学んでいたが,1921年父とともにパリに亡命し同地で勉強を続け,最初はピアニストとしてデビューした。ピアノ協奏曲やオペラ,バレエなど多くの作品があり,東洋の音階を用いた作品や実験的な作品もある。日本に1935年前後に数度訪れ,〈チェレプニン賞〉を設けて管弦楽作品を募集して(伊福部昭が受賞),日本の作曲界に刺激を与えた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」