世界大百科事典(旧版)内のCholodny,N.の言及
【屈性】より
…ウェントF.W.Wentは,アベナの子葉鞘の先端部で形成されたオーキシンが基部へ輸送される途中で片面を照射すると,光側のオーキシンの流れが影側へとそらされ,その結果として影側でのオーキシン濃度が増加し光側で減少することを明らかにした(1928)。他方,オーキシンの分布は重力によっても影響されるという考えがコロドニーN.Cholodnyによってすでに指摘されていた(1924)。そこで,オーキシンの横輸送とそれによるオーキシン濃度の不均等分布が屈性反応をひきおこすという考えはコロドニー=ウェント説とよばれ,現在でも最も信頼される学説となっている。…
※「Cholodny,N.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」