世界大百科事典(旧版)内のchronicobstructivelungdiseaseの言及
【気管支炎】より
…イギリスのフレッチャーC.M.Fletcherによって〈1年に3ヵ月以上咳・痰が続き,それが少なくとも2年(2冬)にわたる〉という基準が提唱された(1959)。しかし,このような症状を示す慢性の呼吸器疾患はたくさんあり,とくに慢性閉塞性肺疾患chronic obstructive lung disease(COLDと略す)とよばれる一連の疾患には,慢性気管支炎のほか,肺気腫症,気管支喘息,瀰漫(びまん)性汎細気管支炎などが含まれ,いずれも多かれ少なかれ持続性の咳・痰を特徴とする。また気管支拡張症も同様である。…
【閉塞性肺疾患】より
…そこで両国の学者による共同研究の結果,アメリカの肺気腫とイギリスの慢性気管支炎とはほぼ同じものであることがわかってきた。1958年にはチバ・ゲスト・シンポジウムで慢性非特異性肺疾患chronic nonspecific lung diseaseという総称名が提唱され,さらに65年アメリカ胸部疾患学会から,慢性閉塞性肺疾患chronic obstructive lung disease(COLDと略す)という名称が与えられ,今日広く普及している。その後,フレッチャーC.M.FlecherやバローズB.Burrowsらによって,COLDは臨床所見からA型(気腫型)とB型(気管支炎型)に分類されることが提唱され,外国ではこのような分類下でこれらの疾患が取り扱われることが多い。…
※「chronicobstructivelungdisease」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」