世界大百科事典(旧版)内のclimaticoptimumの言及
【気候変化】より
… 9000~4000年前は温暖な時期であった。このなかでも6500~5500年前をヒプシサーマルhypsithermalまたは気候最適期climatic optimumと呼び,特に温暖であった。全世界的に高温で,年平均気温は2~5℃で現在より高温であった。…
【氷期】より
…後氷期はスカンジナビア氷床がスウェーデンのラグンダ湖付近で2分裂した時期などを,そのはじまりの基準にしている。後氷期には約6000年前に,現在よりも平均気温が2~5℃高いクライマティック・オプティマムclimatic optimum(気候最適期)といわれる世界的な高温期があり,それをはさんで前後3000年にわたる後氷期高温期(ヒプシサーマルhypsithermal)がある。この時期は,日本でも縄文海進として知られる世界的な大海進期にあたっている。…
※「climaticoptimum」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」