coal oil energy development(英語表記)coaloilenergydevelopment

世界大百科事典(旧版)内のcoal oil energy developmentの言及

【石炭液化】より


[石炭の直接液化]
 固体である石炭を直接的に液体燃料に変換する方法で,原理によって,(1)低温乾留法(COED法),(2)接触水素化分解法(ベルギウス法,H‐Coal法),(3)非接触溶剤抽出法(SRC法,EDS法,ソルボリシス法)の3種類に分類される。(1)低温乾留法 石炭を比較的低温(400~600℃)で乾留し,得られる低温タールを精製して液体燃料とする方法で,COED(coal oil energy development)法などがあるが,液体製品の収率が低いのが欠点である。(2)接触水素化分解法 ドイツのF.ベルギウスによって第2次大戦前に開発され,実施された方法(ベルギウス法)で,当時は石炭を微粉化し,石炭の液化油と混合してスラリー状とし,硫化鉄や塩化スズを触媒として加え,水素の共存下に高温(400~500℃),高圧(200~700気圧)下で石炭の水素化分解を行うものであった。…

※「coal oil energy development」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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