世界大百科事典(旧版)内のCocchiara,G.の言及
【シチリア[島]】より
… シチリアにはギリシア,アラブ,ノルマンなどの諸民族にゆかりの遺跡,建築物,美術品が多く残っており,自然の景観も変化に富んでいる。島民の日常生活と結びついた豊かな民俗文化については,《シチリア民間伝承叢書》25巻(1870‐1913)を著したG.ピトレをはじめ,彼と同時代のサロモーネ・マリーノSalvatore Salomone Marino(1847‐1916),さらにコッキアーラGiuseppe Cocchiara(1904‐65)らすぐれた民俗学者の手によって収集・研究され,パレルモのピトレ民俗博物館にその成果が収められている。シチリア王国【北原 敦】
[文学]
18世紀までのイタリア文学は韻文作品が主流を占め,ダンテ,ペトラルカ以来,ロマン主義の小説家マンゾーニに至るまで,トスカナ地方の文章語を母体とする詩的伝統が重んじられてきた。…
【ピトレ】より
…その点では,G.ベルガの文学の世界と通じ合うものをもっている。また,ピトレの学風はコッキアーラGiuseppe Cocchiara(1904‐65)に受け継がれ,現在ではパレルモ市郊外に,民俗博物館がピトレを記念して建てられている。【河島 英昭】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」