世界大百科事典(旧版)内のcollectivebehaviorの言及
【集合行動】より
…無規定で無構造の状況に対応すべく行動する集合的期待様式。この言葉は1920年代にアメリカ社会学,とくにR.E.パーク,E.W.バージェスらによってはじめて使用されるようになり,60年代にスメルサーNeil J.Smelser,ケニストンKenneth Kenistonらによって展開された。次のものを含む。(1)パレードやデモなどの街頭の群集行動,災害時のパニック,宗教的興奮のような表出的な群集行動,攻撃的な群集行動などのように,比較的密集した人々の無定形で未組織の行動,(2)ひろく散在しているが,新聞などを通じて,ある争点をめぐって論争し世論をつくる公衆やその世論の動き,(3)改良運動や革命運動のような組織的社会運動。…
【パニック】より
…経済学では〈経済恐慌〉を意味するが,社会学や心理学では不特定多数の群衆が引き起こす〈集合行動collective behavior〉の一種をパニックと呼んでいる。ギリシア神話における羊や牛の守護神パンPanに起源をもつ。…
※「collectivebehavior」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」