世界大百科事典(旧版)内のcolonatusの言及
【コロヌス】より
…属州(たとえばアフリカ)のコロヌスの従属度と土地との結合の度は,イタリアのコロヌスよりも強かった。この傾向は次第に強まり,4世紀初めにコロヌスは国家の財政上の必要から,法によって土地に縛りつけられた(コロナトゥスcolonatus)。ただし,一部のコロヌスは移動の自由を保持していた。…
【ローマ】より
… ディオクレティアヌス帝に始まる後期ローマ帝国の体制は,農業構造にも大きな変化をもたらしたが,これは,これまでの発展の帰結でもあった。新しい税制ユガティオ‐カピタティオの導入を契機として,所領に登録されたコロヌスを法的に土地に縛りつけるコロナトゥスcolonatusが成立する。都市の衰退と反比例して大所領は経済的自立性を高める。…
※「colonatus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」