世界大百科事典(旧版)内のCombe-Grenalの言及
【旧石器時代】より
…8m×9mのほぼ楕円形にマンモスの骨をめぐらし,その内側に数ヵ所の焼土があるだけの単純な構造である。フランスのコンブ・グルナルCombe‐Grenal洞窟では,入口近くに打ち込んだと思われる深さ21cmの柱穴が発見されたが,先端が細くとがらされている。 1856年,ドイツ南西部にあるネアンデルタール(タールは〈渓谷〉の意)の洞窟から偶然に1個の化石人骨が発見され,その名前をとってネアンデルタール人という名前が生まれたのだが,その後ヨーロッパ,西アジア,北アフリカなどから発見されたネアンデルタール人の遺骸の数は実に150体以上に達している。…
※「Combe-Grenal」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」