世界大百科事典(旧版)内のconsequentiaの言及
【論理学】より
…中世論理学は13世紀にペトルス・ヒスパヌスによって書かれた《論理学綱要》でいちおうの成立を遂げるが,その完成は14世紀にオッカム(オッカムのウィリアム)によって書かれた《論理学要論》を待って行われる。ここでは古代のアリストテレスの三段論法も吸収されてはいるが,古代ギリシアになかった種類の論理学,つまり推断(コンセクエンティアconsequentia)の論理学が含まれている。推断の理論とは〈選言的な肯定命題から,その命題の部分と矛盾的に対立する部分からなる連言的な否定命題への推断は妥当である〉といったたぐいの論理形式,つまり〈君は走っているかあるいは動いている。…
※「consequentia」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」