世界大百科事典(旧版)内のcontingencytheoryの言及
【経営学】より
… この間にもアメリカ経営学の問題意識は,生産現場にとどまることなく,企業活動の全般的な管理に向けられていったが,50年代までその理論的支柱となっていたのは,〈人を通じて事をなさしめる〉という管理活動一般を計画・組織・指揮・統制の各過程に分けて分析する経営過程学派management process schoolの考え方であった。しかし,60年代には,これに対する批判から,効率的な管理方式はその組織のおかれた状況によって異なるという条件適応理論contingency theoryが生まれ,アメリカ経営学の主流となった。この流れとは別に,C.I.バーナードの《経営者の役割》(1937)を祖とする近代組織理論modern organization theoryが,H.A.サイモンらに引き継がれて発達していた。…
※「contingencytheory」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」