世界大百科事典(旧版)内のconventionaldeterrenceの言及
【核戦略】より
…抑止戦略は,こうした核兵器使用の脅威で戦争を抑止するとともに,戦争が発生した場合,最小限に被害を食いとめるための危機管理の政策も包含している。1970年代後半になって米ソ間の核戦力が均衡するのにともない,通常兵力による侵略の危険性がいわれ,この侵略に対抗して核兵器使用の危険性を低めるためには通常兵力の増強が必要だとする,〈通常兵力による抑止conventional deterrence〉の概念も提唱されるようになった。 核抑止論は,核兵器の巨大な破壊力と殺傷力によって相手を威嚇し,恐怖心を抱かせることによって,相手の行動を思いとどまらせる心理的ゲームである。…
※「conventionaldeterrence」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」