世界大百科事典(旧版)内のCopeland,M.A.の言及
【資金循環表】より
…これは,(1)国民経済を企業・家計・政府・金融機関などの諸部門に分割,対外取引の相手方を海外部門として設け,(2)金融的な資金の流れを現金通貨・預金通貨・定期性預金・信託・保険・貸出し・国債・社債・株式・貿易信用などの金融資産・負債項目別に分類して,(3)経済全体における資金の流れを各部門の資金の受払いとして整合的に記録する統計である。これはアメリカのコープランドMorris A.Copeland(1895‐ )の《マネー・フローの研究》(1952)に始まり,アメリカの連邦準備制度理事会がこれを継承して作成し,1955年に公表した。ヨーロッパの中央銀行もこれに刺激されて作成を進め,とくにイギリスのイングランド銀行と西ドイツの連邦銀行の資金循環表とその分析が注目される。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」