世界大百科事典(旧版)内のcoprophagesの言及
【糞】より
… 糞には多量の有機物が含まれており,双翅(そうし)目や鞘翅(しようし)目の昆虫,糞生菌類など糞を栄養源として生きる生物も多い。これら糞食性生物coprophagesは,動植物の遺体や分解物を食べる生物と合わせて腐食生物saprophagesと呼ばれ,生態系の物質循環にとって重要な役割を果たしている。またミミズは枯葉や有機物の残骸とともに土を飲みこみ,小さな糞塊として排出するが,これによって土は中性化され,通気性・通水性もよくなるので,ミミズの糞土は耕地の改良に効果がある。…
※「coprophages」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」