世界大百科事典(旧版)内のCornu,P.の言及
【ヘリコプター】より
…15世紀になってレオナルド・ダ・ビンチはらせんねじ型ローターをもつ回転翼機のスケッチを残しているが,人が乗って飛行できるヘリコプターが作られたのは20世紀に入ってからである。まず1907年,フランスのコルニュPaul Cornuが前後にローターをつけた機体で,わずか地上30cm,20秒という短時間ながらもヘリコプターの初飛行に成功,その後もアメリカのバーリナー兄弟による2個のローターをもつヘリコプター,スペインのL.ペスカーラによる複葉2段の共軸ローター(上下合わせると20枚ものブレードがついていた)をもつもの,ドイツのA.G.vonバウムハウエルによる単ローターのヘリコプターなどが試作された。これらのうち,バウムハウエルのそれは,今のヘリコプターとほとんど同じような機構を備えていたが,やっと地面近くで浮いたにすぎない。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」