世界大百科事典(旧版)内のcorporazioneの言及
【ファシズム】より
…サンディカリスムの議論は,結局のところ,労働組合がストライキを禁止され交渉権を弱められ,党の場合と同じように,国家の強い規制のもとに置かれる形で処理される。こうした動向のなかで,労使間の結合を図る試みとして新たにコルポラツィオーネcorporazione(協同体)の構想が政府によって打ち出され,資本主義とも社会主義とも違う第三の道という意義づけの論争などが交わされるが,コルポラツィオーネ自体は実質の伴わない制度にとどまった。 ロッコは早くから機会あるごとに,国民生活の基本単位は個人でなく,組織された集団であると述べ,職能団体,労働組合,地方行政体,文化機関などをあげていた。…
※「corporazione」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」