世界大百科事典(旧版)内のCotton,A.の言及
【円偏光二色性】より
…光学活性な物質に右回りおよび左回りの円偏光を通すとき,吸収の程度が異なり,観測される色が異なる現象をいう。この現象はダブH.W.Doveによって紫水晶で発見され,1896年にはコットンA.Cottonによって着色した旋光性溶液にも現れることが発見された。円偏光二色性(CD)の測定は,左および右回りの円偏光を光学活性物質の入った試料に通して行い,それぞれの吸光係数εL,εRを求め,その差⊿εをもってCDとする。…
※「Cotton,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」