世界大百科事典(旧版)内のcrucifixの言及
【磔刑】より
…特に古代の地中海地域において広く行われた処刑の形態で,はりつけともいう。主に政治犯,盗賊,奴隷などに対して,またローマ帝国では市民権を持たない犯罪者に対して執行された。受刑者を刑柱にくぎで打ちつけるかひもで結びつけ,拷問(むち打ちなど)を加える。歴史的には,ペルシアのダレイオス1世により前519年にバビロンで政治犯3000人が,後30年ころにナザレのイエスがエルサレム郊外で処刑された例が有名である。…
※「crucifix」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」