世界大百科事典(旧版)内のCurtiusRufusの言及
【ラテン文学】より
…タキトゥスは歴史家として,帝政の悪事を余すところなくえぐり出した大作《年代記》と《歴史》,および小品の《ゲルマニア》と《アグリコラの生涯》を,また修辞学者としては《弁論家についての対話》を著した。ほかにウェレイウス・パテルクルスVelleius Paterculus,クルティウス・ルフスCurtius Rufus,フロルスなどの歴史家の名がみられる。またそのほかの散文作家には,小説《サテュリコン》の作者ペトロニウス,百科全書《博物誌》の著者の大プリニウス,《書簡集》を残した雄弁家の小プリニウス,農学書を残したコルメラ,2世紀に入って,《皇帝伝》と《名士伝》を著した伝記作家スエトニウス,哲学者で小説《黄金のろば(転身物語)》の作者アプレイウス,《アッティカ夜話》の著者ゲリウスなどがいる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」