世界大百科事典(旧版)内のcytogeneticsの言及
【遺伝学】より
…現在では,肉眼的から電子顕微鏡的なものまでを含む形態的形質,物理的・化学的・生物的要因に対する反応性,妊・稔性や生産力を含む生理・生殖的形質,色素・同位酵素・タンパク質分画などの生化学的形質,さらには心理的・行動的形質までが研究対象となっている。
[細胞遺伝学cytogenetics]
メンデルが遺伝の法則を発見したころからそれが再発見されるまでの19世紀最後の四半世紀は,細胞学がメンデルの法則,したがって遺伝学そのものを生物学へ受け入れるための準備をした期間である。この間,受精において卵と精子の核が合体すること,細胞分裂において染色体が縦裂し,その半分ずつが娘細胞に分かれて入ること,卵と精子から同数の染色体が接合体にもち込まれることなどが知られてきた。…
※「cytogenetics」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」