世界大百科事典(旧版)内のDale,H.H.の言及
【アセチルコリン】より
…生体内ではコリンとアセチルCoAとからコリンアセチラーゼの作用により合成される。1910年代から始まったデールH.H.Daleの研究,さらにレーウィO.Loewiのカエルの心臓の灌流(かんりゆう)実験(1921)などの歴史的研究を経て,化学的な神経伝達物質として初めて確立された物質である。副交感神経や運動神経において作用し,血圧降下,心収縮に対する抑制的作用,涙・唾液・胃液などの腺分泌の促進,消化管収縮,骨格筋収縮などの生理作用を示す。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」