世界大百科事典(旧版)内のDD反応の言及
【核融合】より
…そして上述の核融合反応は,実際には2個の水素から重水素,最終的にヘリウムへと積み上げる陽子‐陽子鎖反応(p‐pチェーン),または炭素,窒素などを触媒とした炭素・窒素サイクル(C‐Nサイクル)と呼ばれる過程を通して行われているのである。C‐Nサイクルは次に述べる核融合炉のためのDT反応やDD反応より反応速度は非常に遅く,それを用いて地上で人為的に持続反応を起こすことは不可能と考えられている。 恒星内部で起こっているような原子核どうしの核融合反応によっては,あまり重い元素は作られない。…
※「DD反応」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」