世界大百科事典(旧版)内のdelusionofjealousyの言及
【嫉妬】より
…これをカイン・コンプレクスといい,アベルをねたんで殺した旧約聖書のカインの故事に由来するが,さしずめカインは人類最初の嫉妬者だったことになる。さきの定義から,所有欲が強い人は一般に嫉妬心も強いが,それが正常範囲を越えると〈嫉妬妄想delusion of jealousy〉になる。精神分裂病では被害妄想の一環として,自分の配偶者が外で不貞を働いていると信じこみ,慢性アルコール中毒では妻への嫌悪感と本人の性的不能から同様の妄想を抱きやすい。…
※「delusionofjealousy」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」