世界大百科事典(旧版)内のDendrobatidaeの言及
【カエル(蛙)】より
…自衛用の武器として有毒の耳腺が発達し,行動がのろくてジャンプ力もない。同じく皮膚に強い毒をもつヤドクガエル科Dendrobatidaeは小型の美しい仲間で,60種ほどが熱帯アメリカに分布し,ジャンプ力がなく地上をのこのこ歩き回る。樹上生のアマガエル類Hylidae(719種),アオガエルRhacophoridae,クサガエルHyperoliidaeの仲間(約450種)は四肢の各指に吸盤が発達し,体色変化や泡状の巣をつくるなどバラエティに富んだ1群である。…
【毒ガエル(毒蛙)】より
…皮膚から強い毒液を分泌するカエル類で,主としてヤドクガエル科に含まれるほか,系統の異なる科にも見られる。ヤドクガエル科Dendrobatidaeの仲間は,インディオが皮膚から分泌される毒液を集めて毒矢に用いることから,ヤドクガエルarrow‐poison frogと呼ばれ,159種が中央アメリカから南アメリカの熱帯地方に分布している(イラスト)。体長2.5~4cmの小型で,すべてが美しい色彩,斑紋の持主。…
※「Dendrobatidae」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」