世界大百科事典(旧版)内のDendrocacaliaの言及
【ワダンノキ】より
…小笠原特産のキク科の木本植物。1属1種で,今のところまだ近縁属は明らかにされていない。日本に自生するキク科72属のうち,ワダンノキ属Dendrocacaliaのみが本格的な木本であり,樹高は4m,胸高直径は10cmに達し,樹皮は縦に裂ける。葉は常緑で,やや厚く,互生する。花期は12~2月。花はすべて筒状花からなる頭花で,淡紅紫色。頭花は枝端に密な散房状花序に配列される。小笠原諸島の中で,母島と聟島にのみ生育する。…
※「Dendrocacalia」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」