世界大百科事典(旧版)内のDiegläserneKetteの言及
【表現主義】より
… このようにしてドイツ革命前後の表現主義美術は,ダダの過激な否定にもかかわらず,都市の崩壊や戦禍を描く黙示録的表現から,革命を射程におく時代批判的ないし風刺的な傾向へと変貌し,ディックスのようにグロテスクでリアルな作風を成立させた。また運動の主体も少人数から芸術労働評議会や〈11月集団Novembergruppe〉(1918結成)のような大集団に移り,前者からB.タウトを中心に〈ガラスの鎖Die gläserne Kette〉集団(1919‐20)のユートピア的表現主義建築のプランとグロピウスのバウハウス構想が生まれた。なお,表現主義的傾向の彫刻家としてはバルラハのほかレーンブルックWilhelm Lehmbruck(1881‐1919)などがあげられる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」