《Divagations》(英語表記)Divagations

世界大百科事典(旧版)内の《Divagations》の言及

【マラルメ】より

…長詩《葬いの乾盃》(1872)に始まる芸術家礼賛詩群とともに彼の後期詩編を形成するソネ群は,いずれも語にイニシアティブを与えつつ丹念に構築された自己完結的な語の建築であって,一国語による表現の極限を示している。 85年以降は多年の思索を結晶させた文学論が諸雑誌に発表され,これらは散文詩とともに《逍遥遊Divagations》(1897)に集大成された。舞台芸術も含む広い視野に立って文芸の根本的あり方を深く洞察したこれらの散文作品(著者自身は〈批評詩〉と名づけた)は,現代フランス文学の直接の先駆として,ここに提起された問題の全体像が今ようやくその姿を明らかにしようとしている。…

※「《Divagations》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android