世界大百科事典(旧版)内のEastIndiandragon'sbloodの言及
【トウ(籐)】より
…このうちアジアに分布するキリンケツ属(約100種),トウ属(約375種),Korthalsia属(35種),Plectocomia属(6種),Ceratolobus属(5種)などのとげをとりのぞいて,すべすべにした茎が籐細工に用いられるが,種類によって品質や用途が多様に分化している。スマトラ産のキリンケツDaemonorops draco Bl.やD.kurzianus Hook.f.,D.propinquus Becc.の果実の鱗片の間から分泌される紅色の樹脂は麒麟血(きりんけつ)(英名East Indian dragon’s bloodあるいはdragon’s blood)と称し,家具用ニスの製造,歯みがき粉や飲料水などの着色用,薬用とされる。トウ類の果実は,種子をつつむ甘い果肉があり食用にされるし,若芽も食べられる種があるが,多くは小さすぎたり,苦味が強かったりする。…
※「EastIndiandragon'sblood」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」