世界大百科事典(旧版)内のEchiscarinatusの言及
【クサリヘビ】より
…興奮すると胴を膨らませシューッと激しく音を立てて威嚇し,ほとんど胴を地面から離すようにしてとびかかる。中東からインドに分布するトゲクサリヘビEchis carinatusは,全長40~60cmの小型ながら毒性が強く,危険性はキングコブラなみといわれる。乾燥地帯の砂地にすみ,興奮するととげが並ぶ体鱗をこすり合わせて音を立て,自衛の警告信号を発する。…
【コブラ】より
…しかし古代エジプトではヘビそのものをアスプと呼び,クレオパトラを画題とした歴史画でも,G.フェラリらはコブラを,G.レーニらはクサリヘビをかいている。エジプトには致命率の高い小型のトゲクサリヘビEchis carinatusも分布するので,aspはあるいは本種なのかもしれない。【松井 孝爾】。…
※「Echiscarinatus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」