世界大百科事典(旧版)内のEinbildungskraftの言及
【想像力】より
…例えば,われわれが立方体を知覚するとき,その全側面が一度に見えることはないから,それを1個の立方体として意識するためには,それらの側面が総合されなければならない。その総合の働きをカントは,想像力(〈構想力Einbildungskraft〉)による〈再生の総合〉と呼んだのである。それらの総合のためには,時間的に先に把捉された側面が,後の時点まで直観的に把持されていなければならないからである(《純粋理性批判》)。…
※「Einbildungskraft」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」