世界大百科事典(旧版)内のEinheitsschuleの言及
【学校】より
…これに対し,中等教育機関を,民衆のための初等学校primary schoolに接続する中等学校secondary schoolとして,階梯制ladder systemに位置づけようとする改革の動きが出てきたのは,19世紀末から20世紀にかけてである。さらに前述の伝統的な中等学校をもこれと一元化しようとの動きがヨーロッパ各国で始まり,これは統一学校(ドイツ語Einheitsschule,フランス語école unique)運動と呼ばれている。ドイツでは1907年,社会民主党が,学校の階級的性格を排除した統一学校制度を提唱し,第1次大戦後ワイマール共和国は憲法(1919)で,万人に共通の基礎学校Grundschuleの上に中等・高等学校が構築されること,その学校は職業の多様性に応じてつくられること,またそこへの入学のさい家庭の経済的・社会的地位や宗派が基準とされてはならないことなどが定められた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」