ESCA(読み)エスカ

世界大百科事典(旧版)内のESCAの言及

【電子顕微鏡】より

…照射系は3段の集束レンズ(コンデンサーレンズ)よりなり,試料面上で2nmの非常に細い電子線束が透過モードで得られ,結像系は6段よりなり,倍率は50倍から100万倍と広範囲に可変でき,分解能は0.14nmである。(2)走査形電子顕微鏡 走査形電子顕微鏡には,普及形走査電子顕微鏡,X線分光器を備えたX線マイクロアナライザー超高分解能像観察用の電界放射形走査電子顕微鏡,また試料のごく表面層のみの分析用にオージエ,ESCAがある。走査形電子顕微鏡の鏡筒上部には電子銃が位置し,その下に電子線の束を細くする集束レンズが,そしてその下に対物レンズがある。…

【電子分光】より

…そのうちX線によるものをX線光電子分光X‐ray photoelectron spectroscopy(略称XPS),紫外線によるものを紫外光電子分光ultraviolet photoelectron spectroscopy(略称UPS)と呼ぶ。XPSは化学分析に用いられることが多いので,ESCA(エスカ)(electron spectroscopy for chemical analysisの略称)と呼ばれることがある。物質に電子をあてるときは,直接電子を放出する場合と間接的な過程(オージェ効果)で電子を放出する場合がある。…

※「ESCA」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む