世界大百科事典(旧版)内のEstadoNovoの言及
【バルガス】より
…直ちに正式大統領に選出されたバルガスは次にイデオロギーの面で国家統一を図った。まず人民戦線戦術を採用した共産党(民族解放同盟)の反乱を鎮圧(1935)し,37年には左翼の脅威を口実に軍の協力のもとにクーデタによって議会を閉鎖し,新国家Estado Novoを樹立して独裁体制をしいた。ついで新国家樹立に尽力した極右のインテグラリスタ党を解散に追い込んだ。…
【ブラジル】より
…結局,青年将校の支持を得たG.バルガスが政権を握った。 1934年憲法によって成立した第二共和政の下で,バルガスは州兵の中央統制を含む中央集権化を進め,37年以後〈新国家Estado Novo〉体制を樹立することで連邦政府の独裁権をいっそう強化した。この新体制の下で地方有力者の拠点であった議会は解散させられる一方,工業経営者,労働者,中間層など新興勢力の多くを,シンジカートと呼ばれる公認組合に組織化する試みがなされた。…
※「EstadoNovo」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」