世界大百科事典(旧版)内のEvans,J.の言及
【エバンズ】より
…ミノス文明の発見・命名者。イギリス先史考古学の創始者の一人ジョン・エバンズJohn E.(1823‐1908)の子。1900年クレタ島のイラクリオンの南方にあるケファラの丘(クノッソス)で私費をもって発掘を始める。以来ミノス文明最大の宮殿の全体と付近の発掘と研究に生涯をかける。ここで数階建ての複雑な建築,みごとな多くの壁画,工芸品,陶器などを発掘して,古代文明史上に輝くミノス文明の全容を確定した。その発掘は精密細心,調査は徹底的で,広い視野をもつ。…
※「Evans,J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」