世界大百科事典(旧版)内のFenrirの言及
【オオカミ(狼)】より
…神話の中では終末論的イメージをもって現れる。例えば北欧神話では,世界の終末に怪狼(かいろう)フェンリルFenrirが主神オーディンをのみ込むし,太陽や月を追いかけ,ついにこれをのみ込むスコルScllとハティHatiというオオカミが出てくる。これは日食と月食を意味していると解される。…
【北欧神話】より
…同じくオーディンの子チュールTýrは,アース神のうちでいちばん勇気のある神である。怪狼フェンリルFenrirをだまして神々が足枷をつけたとき,証しに手をその口の中に突っ込むことのできたのがこの神である。このときチュールは片手首を失った。…
※「Fenrir」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」