世界大百科事典(旧版)内のFissidensの言及
【ホウオウゴケ】より
…蘚類のホウオウゴケ科,ホウオウゴケ属Fissidensの総称。世界に約900種が記録され,うち日本には40種余りある。とくに植物体が1cm以下の微小な種が多い。茎はほとんど分枝せず,葉は茎に左右2列につき,一平面上に規則正しく並ぶ。ホウオウゴケの名は植物体の端正な羽状の姿を,鳳凰(ほうおう)の尾羽に見たてたもの。葉の基部はアヤメの葉のように2片に分かれて,茎を強くはさむ。蒴(さく)は円筒形で直立または傾き,蒴歯は16枚で1列に並ぶ。…
※「Fissidens」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」