世界大百科事典(旧版)内のFoucauld,C.E.deの言及
【隠修士】より
…キリスト教修道生活は隠修様式から家族様式へと発展したが,11世紀にはウァロムブロサ,カマルドリ,カルトゥジア,13世紀にはアウグスティヌス,ケレスティヌスなどの隠修士会が成立し,教会刷新を担った。近代の有名な隠修士にはサハラ砂漠の隠者フーコーCharles Eugène de Foucauld(1858‐1916)がいる。修道院【鈴木 宣明】。…
【修道院】より
…またフランスのテゼーの修道院はプロテスタントの修道集落として特に注目を引いている。カトリック側でもピウス12世以後,特に第2バチカン公会議を通じて,修道生活の現代化に努力を重ねているが,フーコーC.E. de Foucauld(1858‐1916)の衣鉢を継いだ〈イエズスの小さき兄弟・姉妹会〉の会員たちは観想と福音伝道と労働とを混然と一体化して活動しながら,世界中で共鳴者を得つつ,現代における修道生活再生のための最上の証(あかし)を示し続けている。修道による霊性のよみがえりは砂漠のような現代にとって,人々の大きな救いと希望となりつつある。…
※「Foucauld,C.E.de」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」