世界大百科事典(旧版)内のfransiskの言及
【闘斧】より
…この闘斧文化は,とくに両次大戦間の時期における研究で,ゲルマン民族(ゲルマン人)との関連が説かれ,その起源とヨーロッパにおける拡散の問題を論ずる際の重要な拠りどころとなり,大いに関心をひいた。 石製闘斧以後も,ヨーロッパでは実用または儀仗用の,青銅あるいは鉄製の闘斧の製作使用が続けられ,中世フランク族の用いた鉄製闘斧フランシスクfransiskに連なり,さらには闘斧と槍先とが結合した形状をとる武器アラバルダalabardaは,ローマ教皇の護衛兵の儀器として現在も使われている。これら西方の闘斧に対して,中国には鉞(えつ)がある。…
※「fransisk」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」