世界大百科事典(旧版)内のFreerGalleryofArtの言及
【美術館】より
…強大な経済力を背景として,大半はわずか数十年の間に築かれたアメリカの美術コレクションは,コレクターの個人的な趣味の反映であると同時に,一国一時代に偏しない広い視野に立って収集されたものが多い。その結果,たとえばボストン,クリーブランド,ワシントン(フリーア美術館Freer Gallery of Art)などに見られるように,日本,中国等を除けば,世界でも屈指の東洋美術のコレクションが形成されることになった。また,カリフォルニア州マリブMalibuのポール・ゲッティ美術館J.Paul Getty Museum,ワシントンのフィリップス・コレクションPhilips Collection等,富豪が築いた個人の大美術館,大コレクションの多いこと,美術館を広い意味での教育あるいは人間形成の場にしようとの理念から,ハーバード大学におけるフォッグ美術館Fogg Art Museumのように,大学付属の美術館が充実していることもアメリカの特色といえよう。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」