百科事典マイペディア 「G剤」の意味・わかりやすい解説
G剤【ジーざい】
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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…動物を神経剤をふくむ容器内に入れて死亡するまでの時間を測定し人体の場合に換算すると,1/1000秒の作用で殺人効果を示す量はVXで36mg,サリンで100mgとその毒性を表現でき,微量が吸入または皮膚から吸収されても効果を示す程度に強力である。第2次大戦中にドイツが農業用殺虫剤の研究から開発したサリン,タブンなどのG剤が最初の神経剤である。戦後,アメリカはG剤の欠点である容器腐食性を克服しより長期の保存に耐える貯蔵法を開発した。…
※「G剤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」