世界大百科事典(旧版)内のGastridiumgeographusの言及
【アンボイナガイ】より
…インドネシアのアンボン島にちなんで名付けられた猛毒で知られるイモガイ科の巻貝(イラスト)。沖縄では猛毒ヘビのハブにちなんでハブガイという。殻は円筒状で薄く,高さ11.5cm,太さ5.5cmになり,10回くらい巻くが低い。殻表には白色の地に褐色の網目模様と3本の褐色帯がある。その上に灰黄色の薄い殻皮をかぶる。殻口も広くて高く,殻口内は帯紫白色。下端の水管溝は広い。軟体は暗褐色で,はうときは水管溝から水管を長くつき出す。…
【イモガイ(芋貝)】より
…口をのばして広げ,餌を丸のみにする。神経性の毒であるが,魚類(多くは小型のハゼ類)を餌とするアンボイナガイGastridium geographus(イラスト)などはとくに猛毒で,刺されると数秒で動けなくなる。ときに採取時に人が刺されて死ぬことがある。…
※「Gastridiumgeographus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」