世界大百科事典(旧版)内のGavialisgangeticusの言及
【ガビアル】より
…ワニ類では吻(ふん)部がもっとも細長いクロコダイル科ガビアル亜科の1種(イラスト)。別名ガンジスワニ。インド北部,パキスタン西部からアッサム地方のインダス,ガンジス,マハーナディ,ブラマプトラの各河川に分布し,ミャンマーのイラワジ川からも記録がある。大型で全長3.5~4.5m,最大は6.25mに達する。左右の上顎骨が長くのびて互いに接するため,その先にある前顎骨は鼻骨と隔てられる。この特徴で他のワニ類と分けられ1種だけでガビアル科を形成することもあるが,化石種を加えた比較により,現在ではクロコダイル科の1亜科として取り扱われている。…
【クロコダイル】より
…西アフリカ産の原始的なワニとされるコビトワニOsteolaemus tetraspisは,全長2m足らずの小型でおとなしいが,それ以外はすべて大型で性質が荒い。吻(ふん)部が長く,その長さは基部の幅の3~4.5倍もあって歯の数も多いインド・パキスタン産のガビアルGavialis gangeticus(イラスト)は,1属1種の特異なワニで,全長4~6m。ワニ類ではもっとも吻部が長い。…
※「Gavialisgangeticus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」