世界大百科事典(旧版)内のGegenbaur,C.の言及
【相同】より
…このように相同が歴史的にとらえられるようになってから,比較解剖学は進化的相同の追究を中心課題とするようになり,その傾向は現在でも変わっていない。 19世紀末にドイツの比較解剖学者ゲーゲンバウアーKarl Gegenbaur(1826‐1903)は相同を〈特殊相同〉と〈一般相同〉の2群に整理したことがある。前者は異種生物間の狭義の相同で,これに完全相同(形や大きさは変わっても祖先型の構造がそのまま維持されている器官の相同)と不完全相同(構成要素に増減,合体,部分的消失などが起こり祖先型と等価でなくなった器官の相同)を区別する。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」