世界大百科事典(旧版)内のGehring,W.の言及
【発生学】より
…この研究技術の導入によって,発生の変化は窮極的には遺伝子の発現の調節に帰せられるものであるという論拠はますます強固になりつつある。とくに最近では,ゲーリングW.Gehringらによって動物の体の体節区分とか前後軸といったような巨視的な形態の成立をきめる遺伝子が次々と単離され,その塩基配列の決定も行われていて,先人がかつて夢みてきた,発生における生物の形の変化の原因を物質に求める方向への研究は,盛んになってきたのである。 発生学は,発生学に固有の重要な研究方法もおおいに開発してきた。…
※「Gehring,W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」