gemeinesDeutsch(英語表記)gemeinesDeutsch

世界大百科事典(旧版)内のgemeinesDeutschの言及

【ドイツ語】より

…しかし,しだいに各官庁の間の交流による言語の均一化が起こり,官庁語は有力な官庁を中心にして地方ごとにまとまりを示すようになる。このようにして,とくに,ウィーンにおけるハプスブルク家の皇帝官庁で用いられる官庁語は大きな影響力をもち,バイエルン,オーストリアを中心にしてドイツ東南部地方に,共通ドイツ語gemeines Deutschと呼ばれる比較的均一な通用語が生まれ,のち18世紀中ごろまで存続することになる。16世紀の宗教改革の時代に入り,ドイツ語による宗教論争に関する出版物が人々の間に流布するが,1522年のM.ルターによるドイツ語訳新約聖書(《ルター訳聖書》)は,その民衆の言葉に即したわかりやすさ,語彙選択の幅の広さなどの理由により,印刷術によって,短期間のうちに前例のないほどに全ドイツに広まった。…

※「gemeinesDeutsch」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android