世界大百科事典(旧版)内のGerschenkron,A.の言及
【産業革命】より
…これに対して,工業化を18世紀のイギリスに始まり,いまだに完了しない世界史上の一過程ととらえる立場もある。成長経済学の立場でのガーシェンクロンAlexander Gerschenkron(1904‐78)やマルクス経済学的な〈新従属派〉理論の見方は,その例である。 したがって,1950年代までは,産業革命の一国内(とくにイギリス)での社会的帰結に関心が集中していたのに対し,成長経済学的な工業化論では,産業革命つまり〈離陸〉や工業化は当然〈望ましい〉ものであったとして,むしろその原因論に興味を示した。…
※「Gerschenkron,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」