世界大百科事典(旧版)内のGerwig,W.の言及
【リュート】より
…しかし,リュート独特の上品な哀愁を帯びた優雅な音色(ちなみに弦はかつては羊腸,いまは多くナイロンを用いる),かつて栄えた約250年間にわたる価値高いレパートリーの魅力は,現代に至って見直され,全般的な古楽復興の波に乗って,新たな光を当てられるようになった。20世紀におけるリュート復興の功労者ゲルビッヒWalter Gerwig(1899‐1966),ギターの名手でもあるブリームJulian Bream(1933‐ )のほか,現在ではいく人ものリュート奏者が活躍している。 以上ヨーロッパ芸術音楽におけるリュートについて記したが,バルバットからウードの系統を引く楽器は,中近東をはじめ,東欧,アフリカなどで,今日も民族楽器としての盛んな生命を保っている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」